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原子間力顕微鏡で観察したヒト染色体

原子間力顕微鏡で観察したヒト染色体

ヒトのリンパ球由来の染色体を溶液中においた状態で、原子間力顕微鏡で観察した像である。原子間力顕微鏡は鋭い探針で標本の表面をなぞることで、微細構造を画像化する装置である。原理的には、溶液中での観察が可能で、電子顕微鏡よりも高い解像度が得られる可能性を有している。染色体のようなやわらかい標本は、実際には標本を傷つけてしまうことがあるため、測定条件の設定には注意を要する。斜めから俯瞰する形でデータを示しているが、中央は1番染色体で、2本の染色分体からなる染色体の表面は、対称的で規則的な凹凸が確認できる。