2022年4月より、東京医科歯科大学は、世界最高水準の教育研究活動の著しい向上とイノベーション創出を図ることを目指した「指定国立大学法人」の指定を受けました。全国に86校ある国立大学の中で、指定された10校に仲間入りしました。
保健衛生学研究科においても、世界最高水準の研究者育成が第一の使命となります。保健衛生学研究科は看護先進科学専攻として、東京医科歯科大学病院看護部をはじめとした看護実践者と強い連携・協働を図るとともに、本学医学部・歯学部との横のつながりも強化しながら、看護学の発展と社会への寄与を目指していきます。
本学の特徴である5年一貫課程では、5年間の継続的な学修による学位(修士号と博士号)の取得、最初の2年間での修士号取得、2020年度から開始した編入学制度(博士後期課程からの進学に相当)による後半3年間の在籍期間を経た博士号取得、といった多様で柔軟な対応が可能な課程となっています。
コロナ禍に加えて人口減少社会や科学技術が大きく進む変革の時代の中、1人1人の個別性を大切にし、その人の生活と命を支える学問である看護学に期待される役割はより大きくなると確信しております。
今後も東京医科歯科大学保健衛生学研究科は、世界における看護界のリーダー的存在となることを目指し、日々研鑽して参ります。宜しくご支援・ご指導賜りますようお願い申し上げます。
東京医科歯科大学 大学院保健衛生学研究科
研究科長 福井小紀子