ご挨拶
この度、2024年4月1日付にて医歯学総合研究科臨床腫瘍学分野に着任いたしました浜本康夫です。私は、1995年に北海道立札幌医科大学を卒業後、1999年に国立がんセンター東病院、2005年から栃木県立がんセンター、2011年から慶應義塾大学医学部にて診療レベルの向上と研究領域を深めて参りました。特に「高齢者のがん医療」、「安全な外来化学療法の実践」、「免疫チェックポイント阻害剤の治療開発・副作用対策」、「正しいがん情報の啓発」に力を注いで参りました。
臨床腫瘍学は多くのがんで苦しむ患者さんの期待に応えるべく、日々新しい治療方法が開発され日進月歩で進歩しています。この分野は非常に魅力的であり、無限の可能性を秘めています。私たちは新しい治療法の開発と実践に尽力しており、そのための新しい仲間を心から歓迎します。
臨床腫瘍領域のキャリアパスは多岐にわたります。臨床医、基礎および臨床医学の研究、大学での教育だけでなく、医療行政、製薬企業、緩和ケア、がんゲノム診療、訪問診療など、様々な分野で活躍が期待できます。私たちは優れたがん治療医を育成するために都内および関東圏の有力病院を中心に多くの病院と連携し研修や就職先を提供できるように準備しております。子育て中の医師やキャリア変更を望む中堅医師の中途採用も積極的に支援いたします。
東京医科歯科大学が今まで培ってきた良い伝統を継承しつつ新たに誕生する東京科学大学の発展に精一杯、力を尽くす所存です。そしてScience Tokyoの名に恥じないような科学的な視点をもって世界中のがんで苦しむ患者さんたち、その家族の方々へ発信し還元できるように全力で取り組んで参りますので、ご指導・ご鞭撻を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
