平成30年度大学院医歯学総合研究科生体検査科学講座主催の体験型公開講座「健康寿命を延ばす 健康チェック」が10月27日(土)3号館18階保健衛生学科講義室及び7・8階検査学実習室で開催された。本講座は今年で第19回を迎え、46人にご参加をいただいた。例年、前半は教員が話題性のある講義を行い、後半は参加者の皆様にはグループに分かれていただき、検査実習(約10項目)に参加し健康チェックを行う形式をとってきた。今年も以上を踏襲したが、いくつかの新しい試みを行った。まず、検査系以外の教員として初めて、在宅ケア看護学 本田彰子教授にご参加、ご協力をいただき、前年度のアンケートで要望の高かった「認知症」をテーマに講義を行った。タイトルは「すべてのシニアに幸せを ~地域看護教育から得られたもの~ 」とし、文京区高齢者あんしん相談センター本富士分室の渋谷晴美氏にお話しいただいた。そして参加者の皆様には厚生労働省「認知症を知り地域をつくる」キャンペーンの認知症サポーターリング(腕輪)を配布した。講義の最後には質疑応答の時間も取り、参加者の皆様から多くのご質問をいただき、おおむね良い評価をいただいた。
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講義1
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講義2
講義に重点をおいた分、後半の検査実習は項目を例年より縮小した。有意義であったとの評価をいただいた一方、特にリピーターの皆様からは、検査の項目の充実を希望する声が多く上げられた。今後の検討課題としたい。
検査体験1
検査体験2
多くの方々のご尽力により、本年度も無事公開講座を開講できた。開催に当たりご協力をいただいた皆様、協賛いただいたお茶の水会検査同窓会にこの場を借りて深謝申し上げたい。