Now Loading...

医学科・大学院医歯学総合研究科(医学系)

教授
准教授
助教
所在地
MAIL
分野HP

概要

研究・教育について

病理部では人体病理学分野,包括病理学分野,口腔病理学分野と共働で病理組織診断(年間11,000件)、病理解剖(70-100例)を行っています。臓器の専門分化に対応した多数の教官が大学院生の指導を行っています。剖検例や生検・手術症例に関する臨床科とのカンファレンスも定期的に開催しています。学外病院での病理診断の研修も積極的に行っています。4年間の研修で専門医の取得に十分な症例を経験することが可能であり、毎年1-4名が専門医の資格を取得しています。
病理部での診療は病理学的研究の基盤となるものであり、診療を通じて病理学的問題を抽出し、形態学的な手法を中心とした多様な方法を用いて解決を図っていくのが診断病理学における研究の基本的な進め方です。病理部では1)癌の浸潤・非浸潤を識別する組織学的マーカーの探索を行っており、プロテアーゼと協調して基底膜の分解に働くアクチン結合分子、actinin1とcortactinが癌細胞の浸潤のマーカーになることを見出しています。2)癌治療における最も有効な標的の1つであるAnaplastic lymphoma kinase(ALK)の融合遺伝子を腎癌で同定しました。現在は腎癌に対するALK阻害剤治療の可能性を検討しています。3)グルタチオン代謝酵素の一つであるγ-グルタミルシクロトランスフェラーゼ(GGCT)に関して、組織・細胞内分布の解析や血清GGCT定量を施行し、癌におけるバイオマーカーとしての有用性を検討しています。
研究に使っている手法としては免疫電子顕微鏡を含む免疫組織化学、PCR法による遺伝子の定量解析、遺伝子変異のシークエンス解析、fluorescent in situ hybridization, 蛋白質分析、細胞培養など、研究目的に沿って多様な方法が用いられています。研究カンファレンスと抄読会は人体病理学分野,包括病理学分野と共同で定期的に行っています。

  • 腎癌におけるALK融合遺伝子の模式図

    腎癌におけるALK融合遺伝子の模式図

  • GGCTの食道上皮内癌における発現亢進

    GGCTの食道上皮内癌における発現亢進

  • 癌細胞の浸潤マーカーとなるactinin1の間質面における発現

    癌細胞の浸潤マーカーとなるactinin1の間質面における発現

業績

業績1

Identification of anaplastic lymphoma kinase fusions in renal cancer: Large-scale immunohistochemical screening by the intercalated antibody-enhanced polymer method.
Sugawara E, Togashi Y, Kuroda N, Sakata S, Hatano S, Asaka R, Yuasa T, Yonese J, Kitagawa M, Mano H, Ishikawa Y, Takeuchi K.
Cancer. 2012 Jan 17. doi: 10.1002/cncr.27391.

業績2

Widespread expression of γ-glutamyl cyclotransferase suggests it is not a general tumor marker.
Amano T, Eishi Y, Yamada T, Uchida K, Minegishi K, Tamura T, Kobayashi D, Hiroshi K, Suzuki T, Board PG. J Histochem Cytochem. 2012 Jan;60(1):76-86.

業績3

Localization of the Invadopodia-Related Proteins Actinin-1 and Cortactin to Matrix-Contact-Side Cytoplasm of Cancer Cells in Surgically Resected Lung Adenocarcinomas, S. Hirooka, T. Akashi, N. Ando, Y. Suzuki, N. Ishida, M. Kurata, T. Takizawa, K. Kayamori, K. Sakamoto, N. Fujiwara, M. Kojima, and Y. Eishi, Pathobiology, 78 (2011), 10-23.

業績4

Akashi T, Takemura T, Ando N, Eishi Y, Kitagawa M, Takizawa T, Koike M, Ohtani Y, Miyazaki Y, Inase N, Yoshizawa Y. Histopathologic analysis of sixteen autopsy cases of chronic hypersensitivity pneumonitis and comparison with idiopathic pulmonary fibrosis/usual interstitial pneumonia. Am J Clin Pathol 2009;131(3):405-15