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保健衛生学科・大学院保健衛生学研究科・大学院医歯学総合研究科(生体検査科学系)

教授
准教授

分野HP

概要

研究・教育について

●学部教育:

  • 1. 精神看護学:精神看護実践の前提となる、精神疾患の病態、精神科診断学、治療学等の精神医学の基礎知識を習得する。司法精神医療等、精神医療の関連領域における治療の理論や方法について理解する。精神医療・精神保健福祉における法律、制度、施策に関する知識を習得し、わが国における課題について考察する。これらの内容を看護学の視点から再考し、看護職の役割や看護援助への活用について考察する。
  • 2. 地域精神看護学:様々な精神的健康問題に関する社会状況と支援方法について理解する。地域で生活する精神障害を有する人の健康や生活の質の向上を支援するために必要な社会資源に関する基礎知識を習得する。精神保健医療福祉システムの中で看護職が担う役割について考察する。
  • 3. 精神看護学演習:演習を通じて精神看護の実践に必要な援助の理論と方法を習得する。精神障害を有する人における精神疾患と生活障害との関連について、セルフケアモデルやストレングスモデルによりアセスメントし、必要な看護援助を考案する。援助的な対人関係を構築する技術を身につけ、精神障害を有する人の回復、成長、自立を支援するための知識と技術を身につける。グループワークを通して、他者と協働して学習する能力を養う。
  • 4. 精神看護学実習:精神障害者に対する理解を深め、自己理解および対人関係を構築、発展させるプロセスを通して、精神看護実践の基本的能力を修得する。地域施設において、地域で生活する精神障害者の社会参加の実態にふれることを通じて、精神障害と生活状況との関連についての理解を深めながら、精神障害者の地域生活支援の方法について学ぶ。また、精神障害者の地域生活の質の向上と社会参加の支援に向けて看護師が担うべき役割について学修する。

●大学院教育:

  • 1. コンサルテーション論:看護師の問題解決に必要なコンサルテーションの概念および実践モデルを 理解し、高度な看護実践におけるコンサルテーション活動を展開するため の基礎能力を養う。
  • 2. 精神保健看護学特論Ⅰ:人々の精神状態や発達課題について判断するための基準や枠組み、ならびに様々な年代や健康状態の人々に対する精神的援助を支える技術や方法とその理論的な背景について学修する。精神医学的診断法や心理測定法、精神療法を始めとする様々な精神科治療の技術と方法についての理解を深め、看護学 の視点に基づく評価と援助を実践する能力を養う。
  • 3. 精神保健看護学演習Ⅰ:精神保健看護学に関する研究のクリティークを通し、精神保健看護学分野における研究の動向や課題について理解を深める。
  • 4. 精神保健看護学特論Ⅱ:精神的な看護援助の方法論的な確立に向けた看護的介入の実施・評価・教育 を担い得る能力を修得する。精神健康の質的向上と精神医療保健看護システムの変革に寄与し得る学際的な研究を行い、国内外の学術誌に発表し、自立して研究ができる能力を修得する。

業績

業績1

Maki Umeda (Taniguchi), Norito Kawakami, Haruki Shimoda, Karin Miyamoto, Hanako Ishikawa, Hisateru Tachimori, Tadashi Takeshima. Early menarche and adult major depressive disorder among Japanese women: The role of childhood traumatic experience and socioeconomic conditions in young adulthood. Psychiatry and Clinical Neurosciences Reports 1(3) 2022年9月

業績2

Matsunaga A, Yamaguchi S, Sawada U, Shiozawa T, Fujii, C. Psychometric Properties of Scale to Assess the Therapeutic Relationship—JapaneseVersion (STAR-J). Frontiers in Psychiatry. 2019. 10:575.