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保健衛生学科・大学院保健衛生学研究科・大学院医歯学総合研究科(生体検査科学系)

教授
准教授
助教
所在地
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概要

研究・教育について

(学部教育)
分析化学検査学が中心であり、臨床検査現場ではいわゆる一般検査および臨床化学検査領域にあたります。この分野はもっとも自動化が進んでいる分野です。高度専門職業人として検査現場のリーダーあるいは指導者として活躍できる人材の育成のために、あるいは、企業においては検査の知識をベースにしたスペシャリストとして独自の業務を遂行できる人材を育成するために、分析法の原理や特徴および得られた結果の臨床的意義を解釈できる基礎的教育を目指しています。それをベースに自ら考え、問題を解決し、さらには発展させていく創造的能力の育成が最終目標です。 

(大学院教育)
研究の基礎となるのは分析技術です。確かな分析技術なくして、すばらしい研究成果が得られることはありえません。先端分析検査学分野では、信頼できる分析技術の重要性を理解し、その技術を習得することを第一の目的としています。次にその技術を基盤として、臨床検査分野で必要とされている新たなバイオマーカーの考案と測定法の開発、および臨床的有用性の評価を目指しています。これら一連の研究プロセスを通じて、各種分析技術の習得とその原理、特徴および限界を理解することに加えて、自ら実験を立案し、その実行のために最適な手法を選択できる研究構築能力を育成します。また、学会発表や論文発表を通じて、得られた研究成果を情報として発信する能力を育成します。

(研究)
心血管疾患発症のリスクを予見可能な血清バイオマーカーの開発を目指しています。具体的にはリポ蛋白に注目し、特に抗動脈硬化作用を有すると考えられているHigh-Density Lipoprotein(HDL)を研究対象としています。HDLの構成蛋白であるアポ蛋白AIの切断や化学的修飾がHDLの機能に及ぼす影響を解析するとともに、それらの定量法を開発し、血清バイオマーカーとしての可能性を追求しています。


(主な研究課題)
  • ・心血管疾患発症の残存危険度を評価可能なバイオマーカーの開発
     Development of a new biomarker to estimate residual risk for cardiovascular disease
  • ・HDL多様化の機序および性質・機能への影響
     Mechanism of HDL diversification and its effect on the character and function
  • ・赤血球関連脂質代謝の分子機構解析   
     Molecular mechanism of red blood cell-related lipids metabolism

  • 2012年の研究室旅行

    2012年の研究室旅行

  • 開発した抗体で血清中truncated apoAIの存在を証明しました

    開発した抗体で血清中truncated apoAIの存在を証明しました

  • Non coding RNAをターゲットとした病態解析、診断技術および治療開発

    二次元電気泳動によるchymase処理apoAIフラグメントの解析

業績

業績1

Horiuchi Y., Ohkawa, R., Lai SJ, Shimano S., Hagihara M., Tohda S., Kameda T., and Tozuka M. Usefulness of apolipoprotein B-depleted serum in cholesterol efflux capacity assay using immobilized liposome-bound gel beads Bioscience Reports. 39 (4) BSR20190213; DOI:10.1042/BSR20190213, 2019

業績2

Horiuchi Y., Ohkawa, R., Lai S.J., Yamazaki A., Ikoma H., Yano K., Kameda T., and Tozuka M. Characterization of the cholesterol efflux of apolipoprotein E-containing high-density lipoprotein in THP-1 cells. Biol Chem. 400(2): 209-218, 2019

業績3

Sato M., Ohkawa R., Low H., Nishimori M., Okubo S., Yoshimoto A., Yano K., Kameda T., Yatomi Y., and Tozuka M. Serum amyloid A does not affect high-density lipoprotein cholesterol measurement by a homogeneous assay. Clin Biochem. 63: 97-101, 2019

業績4

Horiuchi Y., Lai S.J., Yamazaki A., Nakamura A., Ohkawa R., Yano K., Kameda T., Okubo S., Shimano S., Hagihara M., Tohda S., Tozuka M. Validation and application of a novel cholesterol efflux assay using immobilized liposomes as a substitute for cultured cells. Bioscience Reports. 38(2). pii: BSR20180144. doi: 10.1042/BSR20180144, 2018

業績5

Ohkawa R., Kurano M., Sakai N., Kishimoto T., Nojiri T., Igarashi K., Hosogaya S., Ozaki Y., Dohi T., Miyauchi K., Daida H., Aoki J., Okubo S., Ikeda H., Tozuka M., and Yatomi Y. Measurement of plasma choline in acute coronary syndrome: importance of suitable sampling conditions for this assay. Sci Rep. 2018 Mar 16;8(1):4725. doi: 10.1038/s41598-018-23009-x, 2018