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医学科

大学院医歯学総合研究科 救急災害医学分野 森下 幸治 教授 就任挨拶

森下 幸治教授

ご挨拶
 この度、2023年10月1日付にて、医歯学総合研究科 救急災害医学分野の2代目の教授に就任させていただくこととなり、身の引き締まる思いです。

 私は、1998年に東京慈恵会医科大学医学部医学科を卒業後、主に沖縄県立中部病院の外科・東京医科歯科大学病院の救命救急センターで多くの臨床経験を積み、その後、2008年に東京医科歯科大学大学院の博士課程に進学、2012年から2014年まで米国カリフォルニア大学サンディエゴ校の外科に留学、帰国後も腸管虚血再灌流後の多臓器障害への新たな治療戦略に関する研究を行って参りました。さらに幅広い教養を身につけるために、2022年に医療管理学修士課程に入学し、医療政策や病院の管理学を学び修了いたしました。

 当科は2007年7月の救命救急センターの認可以降、東京消防庁ヘリコプター受け入れ、ドクターカー運行、病院救命士採用など、救急診療体制の整備と充実化が進められてきましたが、2023年10月1日には、新たに機能強化棟(C棟)に最新のHybrid ERシステムが導入されましたので、チーム医療を活かして患者さんにより良い救急医療が提供できる様に精一杯努めさせていただきます。

 救急の臨床教育においても医学生・研修医に対するベッドサイド教育を重視し、人間性豊かな良医を育成できるよう尽力したいと思っております。

 研究面では基礎研究や臨床研究で、引き続き東京工業大学、他分野、海外の大学や医療機関との異分野融合科学も推進して参ります。

 大学の使命である、臨床・研究・教育の3本の柱を大切にしながら、東京医科歯科大学の益々の発展に力を尽くす所存です。ご指導・ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

大学院医歯学総合研究科 救急災害医学分野 教授 森下 幸治