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医学科・大学院医歯学総合研究科(医学系)

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概要

研究・教育について

我が国において大腸癌の罹患率が上昇しており、手術治療成績は改善してきていますが、大腸癌の40%には抗がん剤治療が必要です。さらに近年、大腸癌に対する術後補助療法や再発治療としての抗がん剤治療において、いくつかの新規薬剤が臨床に応用され、また、レジメン(薬物によるがん治療の計画書)の改善により、治療効果が上昇してきていますが、その治療効果はいまだ満足できるものとはいえません。治療効果の向上を図るには、大規模症例を対象にし、従来の治療効果予測因子のみでなく、予後予測因子を含めた網羅的な研究が必要です。
本講座ではこれまでに大腸癌の予後や抗がん剤の治療効果に関連する因子、併用療法に関する研究を中心に多数の成果を出すことができました。今後も、この分野の基礎研究を継続することにより、臨床に還元できるトランスレーショナルリサーチに発展することを期待しています。