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医学科・大学院医歯学総合研究科(医学系)

准教授
助教
所在地
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分野HP

概要

研究・教育について

1.「関節包」構造に基づいた、安定化機構や疾病病因解明のための解剖学的研究

肩・肘を代表とする外傷後の関節不安定症の治療には、その関節の安定化に関わる構造の理解が必要ですが、今までは主に個々の「靱帯」構造に基づいた解剖学的理解と、それを応用した生体力学的考察がなされてきました。一方、関節の最深層にあるべき「関節包」が着目されたことはいままでなかったのですが、我々は肩・肘関節における解剖学的研究により、その特徴を明らかにしつつあります(業績1,2)。肩・肘でえられた解剖学的知見を現在、手関節、手指、膝関節、股関節、足関節と全身の関節に応用しています。

2.橈骨遠位端骨折と転倒に関する調査研究

骨粗鬆症に伴う脆弱性骨折では、一度骨折すると、次々と骨折が連鎖する「ドミノ骨折」の形態をとり、初発骨折後の患者は、骨折のリスクが骨折前の約6倍にもなることが報告されています。このため、初発骨折後の脆弱性骨折の連鎖発生予防が重視されていますが、薬物治療介入以外の検討は少ないです。特に橈骨遠位端骨折患者は、脆弱性骨折患者の中では比較的若年で、ドミノ骨折のハイリスク群です。この患者群を対象に、転倒に関する実態調査を行うことにより、骨折の連鎖発生予防につながる要因を解明できるのではないかと考えています。


  • 当分野で行っている発現クローニング法の概念図。

    肘外側における関節包付着部

  • 遺伝子操作によりHIV-1感染感受性が低下した細胞の蛍光像。

    肩関節上方関節包の付着部

業績

業績1

Nimura A, Fujishiro H, et al. Joint capsule attachment to the extensor carpi radialis brevis origin: an anatomical study with possible implications regarding the etiology of lateral epicondylitis. J Hand Surg Am. 2014 Feb;39(2):219-25.

業績2

Nimura A, Kato A, et al. Thesuperior capsule of the shoulder joint complements the insertion of the rotator cuff. J Shoulder Elbow Surg. 2012 Jul;21(7):867-72.

業績3

Shimura H, Nimura A, et al. Joint capsule attachment to the coronoid process of the ulna: an anatomic study with implications regarding the type 1 fractures of the coronoid process of the O'Driscoll classification. J Shoulder Elbow Surg. 2016 Mar 31.

業績4

Nozaki T, Nimura A, et al. The anatomic relationship between the morphology of the greater tubercle of the humerus and the insertion of the infraspinatus tendon. J Shoulder Elbow Surg. 2015 Apr;24(4):555-60.

業績5

Tasaki A, Nimura A, et al. Anatomic observation of the running space of the suprascapular nerve at the suprascapular notch in the same direction as the nerve. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2015 Sep;23(9):2667-73.