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保健衛生学科・大学院保健衛生学研究科

教授
助教
所在地
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分野HP

概要

研究・教育について

本部門では病理形態学的解析法を中心に、分子生物学解析、分子疫学的解析、分子遺伝学的解析を加えて様々な医学研究を行い、病理検査学の向上に努めている。

1.動脈老化研究(研究画像1)
高齢者人口の急速な増加に伴い、老化研究は大きなトピックスとなっている。本研究ではいまだ十分に分かっていない動脈の老化現象を臨床病理学的解析、プロテオーム解析により研究する。

2.心血管疾患の分子疫学的研究(研究画像2)
ゲノム研究の急速な進歩により分子疫学的研究が容易となり、近年多くの知見が生まれている。本研究では東京都健康長寿医療センターの連続剖検例を用いて、本学及び他研究施設との共同研究により候補遺伝子多型、ミトコンドリアゲノム多型と心血管疾患との関連解析および全ゲノム関連解析を行う。

3.悪性リンパ腫の分子遺伝学的研究
悪性リンパ腫におけるBCL6遺伝子転座の様々な様式や周辺の遺伝子変異の解析を行い、リンパ腫発生機序との関連を明らかにする。

4.免疫電子顕微鏡解析方法の開発(研究画像3)
我々は通常の病理組織標本におけるタンパク質の局在を電子顕微鏡レベルまでシームレスに観察する方法(金コロイドを用いた包埋前免疫染色)を研究開発している。

5.大腸腫瘍の分子病理学的研究
大腸における鋸歯状病変(HP, TSA, SSA/P)はがん化の観点から注目されている。本研究では大腸鋸歯状病変の病理組織学的、分子生物学的解析による鑑別診断法の研究開発を行う。

6.東京都健康長寿医療センター研究所老年病理学研究チームとの共同研究
6.1.老化や癌化に関するヒトテロメア研究
老化や癌化と関係の深い染色体末端に存在するテロメアに関して、ヒト組織を用いて研究を行う。

6.2.エストロゲンと種々の疾患の関係についての研究
エストロゲンは男女を問わず全身臓器の機能維持に働く生理的に重要なホルモンであることがわかってきている。その過不足状態と各種疾患との関係を人体病理学、疫学、実験等により多角的に研究する。


  • 大動脈壁中膜の老化に伴う平滑筋アクチンの減少

    大動脈壁中膜の老化に伴う平滑筋アクチンの減少

  • 冠動脈硬化症と関連のあったミトコンドリアゲノム多型m.663A>G(文献2)

    冠動脈硬化症と関連のあったミトコンドリアゲノム多型m.663A>G(文献2)

  • 凍結切片を用いた前立腺の免疫電子顕微鏡写真(抗SMA抗体)

    凍結切片を用いた前立腺の免疫電子顕微鏡写真(抗SMA抗体)

業績

業績1

Sawabe M, Tanaka N, Mieno MN, Ishikawa S, Kayaba K, et al. (2012) Low lipoprotein(a) concentration is associated with cancer and all-cause deaths: A population-based cohort study (The JMS cohort study). PLoS One 7: e31954.

業績2

Sawabe M, Tanaka M, Chida K, Arai T, Nishigaki Y, et al. (2011) Mitochondrial haplogroups A and M7a confer a genetic risk for coronary atherosclerosis in the Japanese elderly: an autopsy study of 1,536 patients. J Atheroscler Thromb 18: 166-175.

業績3

Sawabe M, Hamamatsu A, Chida K, Mieno MN, Ozawa T (2011) Age is a major pathobiological determinant of aortic dilatation: a large autopsy study of community deaths. J Atheroscler Thromb 18: 157-165.

業績4

Sawabe M, Tanaka N, Nakahara K, Hamamatsu A, Chida K, et al. (2009) High lipoprotein(a) level promotes both coronary atherosclerosis and myocardial infarction: a path analysis using a large number of autopsy cases. Heart 95: 1997-2002.

業績5

Sawabe M, Arai T, Araki A, Hosoi T, Kuchiba A, et al. (2009) Smoking confers a MTHFR 677C>T genotype-dependent risk for systemic atherosclerosis: results from a large number of elderly autopsy cases that died in a community-based general geriatric hospital. J Atheroscler Thromb 16: 91-104.